暗号通貨

【初心者向け】仮想通貨で儲ける代表的な3つの方法

ビットコインの価格が一時750万円に到達するなど、近年再び投資対象として話題になっている仮想通貨。どういう仕組みで儲かるのかを書いていきます。

仮想通貨で儲ける仕組み

様々な方法で仮想通貨を使って利益を得ることが可能ですが、

今回は代表的な

①現物取引

②レバレッジ取引

③貸し仮想通貨

の3点に絞ってご紹介します。

仮想通貨で儲ける仕組み①現物取引

現物取引とは、実際に仮想通貨を購入→保有→売却を行うことで利益を得る、最もシンプルな方法です。

より簡単に言えば、「安く買って高く売る」ということです。主要コインが史上最高値の更新を続けている昨今では、長期保有であればかなりの儲けが出ている人も多いのではないでしょうか。

また現物取引といっても2つの選択肢があります。

(a)短期保有⇔長期保有

(b)ビットコイン⇔アルトコイン

それぞれについて説明していきます。

(a)短期保有⇔長期保有

短期保有とは数日、短ければ数時間で売買をする方法です。いわゆるデイトレードと呼ばれる超短期での取引も含みます。

チャートの上がり下がりをリアルタイムで確認しながら、短い期間で利益を確定させていきます。非常にダイナミックではありますが、手間がかかるうえ高度なテクニックが必要なため、不労所得からは遠い存在です。

長期保有とは数週間から数か月のスパンで仮想通貨を保有することです。

長期的に見れば主要コインは値上がりを続けているため、比較的安定して利益を得る方法と言えるでしょう。

ドルコスト平均法の活用

高値で仮想通貨を手に入れてしまった場合には、思うように儲けが出ないケースや損失が出てしまうケースもあります。特に仮想通貨においては、株式のように適正価格が分かりにくいという側面があるため、高値であるかどうかはわからないことも多々あります。

そういった事態を防ぐため、ドルコスト平均法を活用した投資スタイルを取られている方が多いです。

ドルコスト平均法とは時間を分散して一定の金額を買い続ける手法のことで、毎月同じ金額で同じ通貨を買い続け、取得コストを平均化することが可能になります。

仮想通貨というと投機的なイメージが強いため、一度にかなりの資金を入れてしまう方も多いのですが、通貨の相場が分かるまでは積立投資の方が当然にリスクを減らせます。また事業者の中には、積立投資サービスを行っているところもございます。

(b)ビットコイン⇔アルトコイン

市場では株式と同様に、たくさんの仮想通貨が取引されています。その代表格がビットコインです。発行済の仮想通貨の約7割がビットコインであり、時価総額は2021年4月頭時点で1兆ドル(約110兆円)を超えていました。ビットコイン以外のコインをアルトコインと呼びます。Alternative Coin(代替のコイン)の略です。

アルトコインは全世界で1,500種類以上発行されていると言われています。世界最大のアルトコイン(=世界2位の仮想通貨)であるイーサリアムの時価総額は5月頭に最高値を更新し約3,500億ドル(約37兆円)を記録し、ウォルト・ディズニーの時価総額を超えました。

アルトコインはハイリスク・ハイリターンで大きな利益を狙える

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)等の仮想通貨はおよそ数百円~数万円から買うことが出来るのですが、レートは1BTCや1ETHあたり何円という表記になります。1BTC=700万円の時に7000円分ビットコインを買えば、0.001BTCが手に入ります。

1BTCは2019年末時点で約80万円、2020年末に約300万円の価値でしたが、2021年4月に700万円を突破しました。それぞれ19年末から約8.8倍、20年末から約3.5倍と増加したことになります。

しかしイーサリアムの増加率はビットコインを上回ります。1ETHは2019年末時点で約1.3万円、2020年末時点で7.5万円でしたが、2021年5月現在約35万円の史上最高値を付けています。19年末から約27倍、20年末からでも約4.5倍であり、ビットコインの運用成績を上回っています。

イーサリアムは時価総額2位のため比較的安定していますが、中には現在無名でこれから値上がりする可能性があるコインもあると思われます。過去にVerge(ヴァージ)という名前のアルトコインが、数か月で1万倍以上値上がりしたことがありました。しかしVergeはその後に暴落し、適正値まで価格を落ち着けることになります。

アルトコインはビットコイン以上にハイリスクハイリターンな投資対象です。また評価が安定していないため、詐欺まがいのコインが出回っていることにも注意が必要です。

有名であるがゆえに値動きがある程度安定しているビットコインと、大きな利益と損失が発生し得るアルトコイン。リスクとリターンを見ながら投資対象を決めていくことになるでしょう。

仮想通貨で儲ける仕組み②レバレッジ取引

仮想通貨はFXと同様に、レバレッジ取引が可能です。いわば資金を借りて投資する仕組みで、少額からでも大きな利益を出せるケースがあります。またショート(空売り)が可能な点も特徴です。

ショートとは「先に借りた仮想通貨を売り、後で買い戻す」取引のことで、価格が下がっている局面でも利益を出せるのが特徴です。高値で売った通貨を、後で安い値段で買い戻した場合に利益が出ます。

ただしレバレッジ取引は損失の幅も大きくなるため、投資判断は慎重に行うことをオススメいたします。

仮想通貨で儲ける仕組み③貸し仮想通貨

上記2点の代表的な方法の他に、各社が行っている貸仮想通貨サービスの活用が挙げられます。文字通り保有している通貨を貸すことで、一定の利息を得ることが出来るサービスです。プランによっては預入額の5パーセントが返ってくるケースもあります(預入期間によって利率が変わります)。

一見堅い投資に見えますが、途中での解約・返還が出来ないため、相場が下落したときに売ることが出来なくなるというデメリットがあります。また利息も仮想通貨で支払われるため、相場が下がっていた場合は利息部分も影響を受けます。この期間は下がらないだろうという予想を立てて利用したいサービスです。

おわりに

上記の他にマイニング(自分のパソコンを使って仮想通貨の運営を手助けし、報酬を得る仕組み)等により利益を得る方法もありますが、初期コストがかなりかかるため割愛させていただきました。

現物取引はどこの取引所でも可能ですが、レバレッジや貸し仮想通貨は行っていない事業者もあるため、事前に確認しておきましょう。