決済サービス

【危険】タイガーペイが脱税!?使い続けるリスクについて解説

 

タイガーペイはオンラインカジノの決済手段として使われいるサービスです。2021年からサービスを開始していますが、サービスの安全性についてはどうでしょうか。

 

結論から述べるとタイガーペイの使用はおすすめできません。おすすめできない理由をまとめると以下の通りです。

  • タイガーペイはライセンスを取得していない
  • 脱税やマネーロンダリングの疑いがある
  • 内部構造が複雑化され、リスクが膨らんでいる

 

本記事ではタイガーペイの利用をおすすめできない理由について解説します。タイガーペイをご利用中の人は参考にしてみてください。

オンランプ(OnRamp)はライセンスなし!?サービスの評判とは

 

タイガーペイ(TigerPay)は内部の構造が複雑

タイガーペイはシステム周りを他の会社と協力して、サービスを提供しているため、内部構造がかなり複雑になっています。主に3つの企業が関わっており、それぞれの会社の情報は以下の通りです。

運営会社 URBAN SQUARE PLUS INC.
住所 15th Floor MDI Corporation Center, 10th Ave. Corner 39th St., BGC,
所在国 フィリピン
取得ライセンス なし

 

パートナー企業 アンデックス社
住所 No. 88, Avtomshenebeli Street, Kutaisi City, Georgia
所在国 ジョージア
取得ライセンス HUALING KUTAISI LICENSE(0110295)

 

パートナー企業 Peso Forward 社
住所 25th Street 26th Flr. The Finance Center, Taguig,
所在国 フィリピン
取得ライセンス MSB 6000522000000

 

まず大元となるタイガーペイを運営しているのは「URBAN SQUARE PLUS INC.」というフィリピンの会社です。そしてジョージアに本社を置いているアンデックス社と提携して2021年にオープンしています。また送金サービスではPeso Forward 社と提携を組んでいます。

 

なぜタイガーペイは2つの会社と提携しているのでしょうか。エコペイズや他の電子決済サービスと比べてもこれは異例のことで、電子決済サービスでは顧客の資金を守るため、通常は自社で完結させることが多いです。それに対して、タイガーペイでは複数の会社と提携してシステムを補完しているため、顧客の情報が漏れやすいというリスクがあります。

 

またアンデックス社とPeso Forward 社のどちらもいなくてはサービスを継続できる状態ではないため、このうちのどれかの会社が資金難になったときにサービスが利用できなくなるリスクも高くなります。

 

タイガーペイ(TigerPay)はライセンスを取得していない

タイガーペイを運営する「URBAN SQUARE PLUS INC.」はライセンスを保有していません。その代わりにライセンスを保有しているのがアンデックス社とPeso Forward 社です。アンデックス社が保有しているライセンスはジョージアのクタイシ市が発行しているライセンスです。

 

通常電子決済サービスでは金融行動監視機構や政府が発行しているライセンスをHPに掲げて、サービスの安全性をアピールします。そういったライセンスは安全性が高く、第三者の機関が企業内の財務状況や不正を行っていないかを判断し、厳しい審査を行った後に取得できます。つまり公的なライセンスを取得してはじめて、会社の透明性やサービスの安全性を保障することができます。

 

しかしアンデックス社が取得しているライセンスは市が発行したライセンスです。あくまでも「クタイシ市で金融業を営んで良い」というライセンスになっています。さも安全性を保証するかのようにライセンスが表示されていますが、そのようなライセンスではないため注意しましょう。

ただしもう一方のパートナーであるPeso Forward 社が取得しているMSBというライセンスはフィリピンの政府が発行しているライセンスです。Peso Forward 社が関与している送金システムの部分に関しては安全性が高いと証明されます。

 

タイガーペイ(TigerPay)は脱税やマネーロンダリングの疑いがある

タイガーペイが提携しているアンデックス社はジョージアに位置しています。ジョージアという国は「タックスヘイブン」に該当しています。タックスヘイブンというのはあらゆる税金が減税・免税され、会社の運営がしやすい地域のことをいいます。

 

タックスヘイブンに会社を作ること自体は合法で、悪いことではないですが、金融業などの所得に対して税率が極端に低いので、課税を免れるために利用する企業が多く、実際にはマネーロンダリングや脱税の温床となっています。

 

そのためタックスヘイブンに本社を置いているだけでマネーロンダリングの疑いをかけられてしまうので、通常はそうでない国に本社を構えます。しかしアンデックス社は数ある国の中でもジョージアに会社があるため、会社自体がマネーロンダリングをしている可能性は捨てきれません。また何かトラブルが起きた際には急なサービスの停止があり得てしまいます。

 

タイガーペイ(TigerPay)のカードは突然利用できなくなる可能性がある

タイガーペイはデビット型のプリペイドカードを用意しており、ATMからの現金の引き出しやユニオンペイに対応している店舗で支払いに使用できます。しかし日本での規制上カードの利用が急に中止される可能性があります。

 

ある日突然利用できなくなる可能性があるので、タイガーペイ内に大金を置いておくのはおすすめできません。

 

またカードの発行手数料は125ドルととても高いです、日本円にするとおよそ15,000円なので、使用停止のリスクを考えると発行しないほうがいいでしょう