暗号通貨

仮想通貨でよく使われている要素DeFiとは?何をするために使われている?

仮想通貨関連の用語は、利用するのであれば覚える必要があります。多くの人が利用している用語のDeFiもその1つで、仮想通貨を利用する上では重要なものとなります。しっかり言葉の意味を覚えておきましょう。

DeFiとは?

DeFiはDecentralized Financeという言葉を略したものです。この言葉の意味は分散型金融となります。

DeFiは個々のプロトコルによって構成されているシステムで、1つ1つのプロトコルが集まって集団となり、金融サービスを提供していく形となります。また、分散型金融の場合、管理者が存在しないため、自由に取引ができるというメリットを持っています。

現在ではDeFiが150以上存在すると言われ、多くのプロトコルによって仮想通貨の分散型取引が可能となっています。仮想通貨取引をする上で、DeFiというのは重要な存在でもあります。

DeFiができること

DeFiでできることは2つあります。

・Maker

・Compound

この2つが可能となっています。どのような活動ができるのか詳しく説明します。

Maker

Makerは、イーサリアムのネットワーク上でステーブルコインを発行できるシステムです。大半の場合、ステーブルコインとして米ドルと価値が同じものを発行しています。

このシステムが導入されている理由として、一部の国では銀行などのアクセスが困難となっており、ウォレットを保有できないという問題があります。これを改善させ、誰でも米ドルを保有できるようにしているのがMakerの役割です。

交換されるステーブルコインは、米ドルと同じ価値を持ったものとして提供されますが、実際に利用できる米ドルとは少し異なる形で提供されるため、大半の場合はMakerのウォレット上で利用していくこととなります。

Compound

Compoundは、ネット上で自由に利用できる銀行のようなものです。一般的に仮想通貨は、表示されているレートで取引していく形となりますが、このレートを決めるのがCompoundの役割となります。仮想通貨取引の根幹的な存在でもあります。

一般的な銀行というのは仮想通貨に存在しておらず、ユーザーが仮想通貨を保有して管理する形になります。その理由として、銀行を設けてしまうと、倒産した際の回収が不可能になってしまうという問題があるためです。

Compoundによって、取引したいと考えているユーザーに対して適切なレートが表示され、取引を可能にしてくれます。また、預けている資産がブロックチェーンで管理されるようになり、透明性のある仮想通貨保有が可能となります。

DeFiは分散型取引所として拡大を続けている

DeFiを採用している分散型取引所は、仮想通貨取引で拡大を続けており、似たようなシステムで取引を実施しているサイトが増えつつあります。ここまで拡大している理由は、DeFiによってMakerを大量に作り、より仮想通貨取引を拡大し、管理しやすい環境を整えたい狙いがあるためです。

分散型取引所は、一般的な仮想通貨取引所と異なり、自分が仮想通貨を預けて運用することが可能となっています。預けた仮想通貨によって収益を上げられるメリットもあるため、保有している通貨によってはかなりの利益も期待できます。

簡単に仮想通貨を交換し、新しい仮想通貨を運用できる可能性を持つDeFiは、今後も拡大を続けていくのは間違いありません。

まとめ

DeFiというのは仮想通貨ではよく使われている言葉ではありますが、分散型金融という意味を持っている点を理解しておきましょう。そして、DeFiを採用している分散型取引所は、ネット上に多く導入されつづある点も知らなければなりません。

今後もDeFiを採用している分散型取引所は増える可能性が高く、次々と新シシステムを導入したサイトがオープンしていきます。こうした分散型取引所を利用する際は、サイトの詳細までしっかり確認してから仮想通貨を運用したほうがいいでしょう。